クラウド依存が高いChromebookだからこそ、バックアップはしっかりしたい
Chromebookは、すべてのデータを、GmailやGoogle Driveのようなオンライン上の「クラウドコンピュータ」に保存することを前提に作られています。しかし、万が一、アカウントが乗っ取られたり、Googleから利用停止処置を受けた場合には、それらの個人のデータがすべてアクセス不可になり、二度と帰ってきません。
そういったことも念頭に入れて、必ずバックアップを取るクセをつけることが大事になるでしょう。
Googleのデータは簡単にバックアップ出来る
Googleアカウントのデータであれば、バックアップは簡単です。Gmailなど、Googleにログインした状態で下記のページにアクセスします。
関連リンク:データ コピーのダウンロード(Googleアカウント)
「アーカイブを作成」のボタンを押すと、アーカイブが作成出来るサービスが一覧が出てきます。2014年3月現在、バックアップに対応しているのは下記のサービスです。
- Gmail
- Google カレンダー
- 連絡先(Google Contact)
- Google Drive
- Google ハングアウト
- Blogger
- Youtube
- ブックマーク
画像保存サービス「Picasa」はアーカイブには対応していないので、個別にダウンロードしましょう。
それぞれのデータは「.zip」「.tgz」「.tbz」のいづれかのフォーマットで圧縮され、ダウンロードが可能です。連絡先のデータは、vCardと呼ばれる連絡先用のフォーマットになっています。Google Driveの場合は、「スプレッドシートをエクセルフォーマットに」といった変換フォーマットの指定も可能です。
アーカイブを実行すると、Googleの自分のメールアドレスに「Google のデータ アーカイブをご利用いただけるようになりました」というメールが届きます。これでデータダウンロードの準備が完了したので、メールに記載されている「利用可能なアーカイブを見る」というボタンを押してダウンロードをします。
アーカイブデータをダウンロードをすると、サービスごとのフォルダの中に、.xlsなどのファイルとして保存されています。Google Drive上のデータの場合は、オーナーが自分のものしかダウンロードされないため、共有されて使っているファイルは個別にダウンロードしましょう。
ダウンロードしたファイルはSDカード等に保存するのがおすすめ
バックアップしたデータは、そのままzipでどこ別のクラウドサービスに保存しても構いませんが、バックアップで一番安心なのは手持ちのストレージです。
ChromebookにはUSBポートが搭載されていて、機種によってはSDカードスロットもあるので、32GB以上のなるべく大きなサイズのUSBメモリ、またはSDカードを用意して、別途保存しておきましょう。
バックアップは簡単なので、最低でも1ヶ月ごとに実行したい
このように、Googleアカウント上のデータをバックアップするのは非常に簡単です。バックアップはクラウド依存を高めるChromebookを使う上で非常に大事な作業です。少し面倒ではありますが、最低でも1ヶ月ごと、出来れば1週間ごとに、しっかりバックアップをするクセをつけるようにしましょう。