GoogleがChromebookに搭載している「Chrome OS」は、オープンソースからGoogleが製品化したOSなため、一般利用が出来ませんが、「Chromium OS」は利用可能です。
仮想環境を準備しよう
Chromium OSは、直接PCにインストールすることも可能ですが、今使っているWIndowsやMacを一度初期化してデータをすべて消してしまいます。それでは気軽にトライというわけにはいきませんね。
そこで、WindowsやMac上で、他のOSを起動出来る「仮想化アプリ」を利用します。
Windowsの場合
- VMware Player(無料)
- Virtualbox(無料)
Macの場合
- VMware Fusion(有料)
- Parallels Desktop(有料)
- Virtualbox(無料)
Linuxの場合
- Virtualbox(無料)
ここでは、すべてのOSで無料で使える「Virtualbox」を例にインストール方法を紹介していきます。
Hexxeh氏が公開しているOSデータを準備しよう
Chromium OSは、Hexxeh氏が公開しているバージョンを利用します。下記のURLにアクセスし、ページ下部「Nightly build links」下にあるBUILDから「Virtualbox」のアイコンをクリックしてダウンロードしてきましょう。BUILDは特別理由がなければ最新版で良いかと思います。
ダウンロードが完了Zipファイルを展開して、Virtualbox用のファイルを取り出します。「ChromeOS-Vanilla-4028.0.2013_04_20_1810-r706c4144-VirtualBox.vdi」といった名前のファイルが出来るはずです。
Virtualboxアプリを起動させ、「Virtualboxマネージャー」で「新規」をクリックします。
名前とOS種類を選択する画面になるので、名前は自分の好きな名前(管理に使うだけの名称なので問題ありません)入力して、「タイプ」に「Linux」、「バージョン」に「Ubuntu」を選択します。
次にメモリサイズを選択する画面になりますが、ここはお使いの環境に合わせて設定してください。使っているPCのメモリサイズの半分(2GB搭載しているPCだったら、1GB)までにしておいたほうが、重くなりません。
ハードドライブを聞かれるので、「すでにある仮想ハードドライブファイルをしようする」を選択して、右側の「フォルダアイコン」をクリック。先ほどのダウンロードした「.vdi」ファイルを選択します。
これで設定は完了です。あとは「Virtualboxマネージャー」から、Chromium OSを選択して「起動」ボタンをクリックすれば起動します。 万が一ネットにつながらなかったら・・・
vmxファイルの一番下に下記の一行を追記すると、Eathernetを選択できるようになります。
ethernet0.virtualDev = “e1000”