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Chromebookが人によっては「使えない」と言われる理由

最近人気急上昇中のChromebook。しかし、実際に買ってみた人の中には「Chromebookは使えない」という人も見かけます。どうして「Chromebookが使えない」と言われるのかを検証しました。

「Chromebookで出来ること」を勘違いしている

このパターンが一番多いように思えます。事実として、Chromebookは人によっては使えないPCです。

Chromebookは、基本的にはブラウザで全てを行う前提のPCです。最近のモデルではAndroidアプリやLinuxアプリが使えますが、全てのアプリが使えるわけではありません。

しかし、最近になって、

  • ChromebookはmacOSよりもシェアがある
  • WindowsやMacから乗り換えて全然問題なかった

と言った話題や記事を見かけるようになり、「ChromebookはMacと同じことが出来る」「Windowsから乗り換えても、Windowsと同じことが出来る」と勘違いしてしまっている方が多いように思えます。

乗り換え前の環境がWindowsでもmacOSでも、「ほとんどブラウザとメールしかしてなかった」という人からすれば「乗り換えて問題なかった」ですし、自分でアプリをどんどんインストールしていたような人にとっては「Chromebookは使えない」となる可能性が高くなります。

安いからと言って低スペックChromebookを選んだ

Chromebookは、安いモデルなら3万円未満、セールなどを狙えば2万円代前半で新品が購入できるノートPCです。しかし、安いものには理由があります。マシンスペックが低いのです。

Chromebookは軽量なOSと言われていますが、最近ではたくさんの機能を搭載しているため、必ずしも「超軽量・超高速」なOSではありません。ですので、スペックが低いChromebookの場合、動作が重かったり、使いにくかったりすることは当然あります。そこは「値段相応」です。

Chromebookでも、実売で4万円以上のモデルなら概ね快適に動作すると思ってよいでしょう。安いからと言って、実売で2万円のChromebookに手を出すなら、それ相応だと理解しておきましょう。

家電量販店の売り場を見ればわかる通り、主要PCメーカーのいわゆる「普通に快適なノートPC」はほとんどが7〜10万円くらいです。Chromebookがどんなに安くても「WindowsノートPCの20%OFF」「Macの40%OFF」くらいですので、WindowsやMacの1/4程度の価格のChromebookが同じように快適なわけがありません。

専門的アプリやなことをやろうとしている

最近になって、ワコムのペンタブレットがChrome OSに対応するなど、Chromebookで出来ることはかなり増えてきていますが、それでもWindowsやMacと同じように、何でも出来るノートPCではありません。

Chromebookに対応していないアプリはまだまだたくさんありますし、外部GPUなどChromebookで使えない周辺機器もたくさんあります。AndroidアプリもChromebookに対応していないアプリがまだまだたくさんあります。

Chromebookは、「WindowsやMacと”概ね同じこと”が出来るノートPC」であることを忘れないようにしましょう。


Chromebookが人によっては「使えない」と言われる理由について見てきました。

出来ることがわかっていれば「Chromebookは使えない」とはならないと思うのですが、過度な期待の裏返しで「使えない」と言われてしまっている気もしますね。

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