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Chromebookで使えるおすすめテキストエディタアプリ10選

Chromebookで使えるおすすめテキストエディタアプリを10個ピックアップ。Chromeアプリ、Androidアプリ、Linuxアプリからそれぞれから、機能・オフライン編集などで比較もしました。

Chromeアプリ/PWAアプリ

まずは、Chromeアプリ(ブラウザで動作するPWA)のテキストエディタからみて行きましょう。

Googleドキュメント

もはや定番になったGoogle純正のドキュメント管理アプリ。ブラウザ上でも安定して動作してGoogle Driveに自動保存されるため、Chromebookとの親和性も非常に高くなっています。

そもそもChromebook自体がGoogleドキュメントなどを使う前提でスタートされているので、親和性が高いのは当たり前ですね。

保存したファイルはGoogle Driveに保存されるのでChromebookでも簡単にファイル操作できるため、そのままメールを送信したり、メモリに入れて誰かに渡すことも可能です。

Google ドキュメント

Miscrosoft Word Online

Miscrosoft Office派の方ならこちら。オンラインですが見た目も機能もほとんどインストール型Wordと同じ機能が使えます。

ファイルはローカルでなくOneDriveに保存することになりますが、ChromeアプリFile System for OneDriveをインストールしておけば、ChromebookのファイルアプリとOneDriveが統合されるので、ローカルでファイルを操作しているのとほとんど同じになります。

Miscrosoft Word Online

Google Keep

こちらもGoogle純正のChromeアプリで、最近のChromebookではデフォルトでインストールされています。

Googleドキュメントとの違いは「文章かメモか」というところで、Google Keepはポストイット感覚で使うメモアプリです。テキストエディタとしても使えてGmailとも統合されているので、シンプルなテキストエディタが欲しい方におすすめです。

Google Keep

Evernote

ノートアプリのEvernoteもブラウザで軽快に動作するのでテキストエディタとしても使えます。

ただし、Evernoteはメモアプリの延長上に位置づけされるので、高性能なテキストエディタが欲しい方には機能的に物足りないかもしれません。

Evernote

Boostnote

ブラウザで動作するタイプのテキストエディタとしてはBoostnoteもおすすめ。クラウド保存を利用しなければ無料で使えます。

Boostnote

マークダウンにも対応していて動作も軽快で使いやすいテキストエディタです。ただし、ブラウザ上にデータを保存しているので、他のマシンからテキストエディタのデータにアクセスするには「有料版のクラウド機能が必須」です。

Androidアプリ

続いて、Androidアプリをみていきましょう。AndroidアプリはPlayストア対応Chromebookをご利用の方のみインストール可能です。

Jota+

Androidのテキストエディタアプリとして人気のJota+。シンプルなテキストエディタが良いという方に最適です。

Jota+ (Text Editor)

AWD - PHP/HTML/CSS/JS IDE

プログラミング用のテキストエディタなら、AWDがおすすめ。シンタックスハイライトにも対応しているので、AtomやVisutal Studio Codeのような感覚で使うことができます。

AWD - PHP/HTML/CSS/JS IDE

Linuxアプリ

最後はLinuxアプリのテキストエディタです。Linuxアプリの場合は、

  • crostini対応Chromebookであること
  • crostini環境に日本語環境をインストールすること

の二つが必要になってきます。

Atom

Githubが開発する定番テキストエディタアプリ。プログラム用に使われますが、普段使いのテキストエディタとして使うのも全然ありです。

Atom

Linux版はGithubのこちらのページから「atom-amd64.deb」というファイルをダウンロードして、Chromebookのファイルアプリから「Linuxアプリのインストール」を実行すればインストールできます。

Visutal Studio Code

Miscrosoftが開発するプログラム用テキストエディタ。こちらも通常のテキストエディタとしても使い勝手は良いです。

Docker連携機能やGithub連携機能など拡張機能が豊富なので、これ一つあれば通常の文章作成からプログラミングまでなんでもこなせます。

インストールは、公式サイトからLinux向け「.deb」ファイルをダウンロードして、「Linuxアプリのインストール」を実行します。

Typora

シンプルなテキストエディタが良いのであれば、Macなどに対応しているTyporaもおすすめ。

フォルダを指定してファイルを展開できるので、DropboxやOneDriveなどのクラウドとの親和性も高いです。

Typora

インストールはLinuxターミナルから、

wget -qO - https://typora.io/linux/public-key.asc | sudo apt-key add -

sudo add-apt-repository 'deb https://typora.io/linux ./'
sudo apt-get update

sudo apt-get install typora

と実行します。

コマンドからのインストールになるので少々敷居は高いです。

おすすめテキストエディタを一覧で比較する

アプリ タイプ 価格 オフライン ファイルの保存場所 Chromebookとの統合
Googleドキュメント Chromeアプリ 無料 Google Drive ファイルアプリと統合済
Miscrosoft Word Online Chromeアプリ 無料 x OneDrive ファイルアプリと統合可能
Google Keep Chromeアプリ 無料 Google Drive -
Evernote Chromeアプリ 無料(制限あり) Evernoteサーバー -
Boostnote Chromeアプリ 無料(制限あり) Boostnoteサーバー(有料) -
Jota+ Androidアプリ 無料(制限あり) Androidストレージ内 「Playファイル」から可能
AWD Androidアプリ 無料(制限あり) Androidストレージ内 「Playファイル」から可能
Atom Linuxアプリ 無料 Linuxストレージ内 「Linuxファイル」から可能
Visutal Studio Code Linuxアプリ 無料 Linuxストレージ内 「Linuxファイル」から可能
Typora Linuxアプリ 無料 Linuxストレージ内 「Linuxファイル」から可能

注意したいのは、アプリの種類によってテキストエディタで作成したファイルの保存先が異なる点です。

  • Chromeアプリ -> 基本クラウド / ブラウザ内
  • Androidアプリ -> 「Androidファイル」内
  • Linuxアプリ -> 「Linuxファイル」内

となります。特にLinuxファイルは設定からディレクトリを指定しないとChromebookのファイルアプリからは操作ができないので注意が必要です。

オフライン編集ができるオススメ・テキストエディタ

アプリ タイプ 価格 オフライン ファイルの保存場所 Chromebookとの統合
Boostnote Chromeアプリ 無料(制限あり) Boostnoteサーバー(有料) -
Jota+ Androidアプリ 無料(制限あり) Androidストレージ内 「Playファイル」から可能
Atom Linuxアプリ 無料 Linuxストレージ内 「Linuxファイル」から可能
Typora Linuxアプリ 無料 Linuxストレージ内 「Linuxファイル」から可能

テキストエディタをオフラインで使うなら、オンライン機能のないテキストエディタをメインにするのがオススメです。GoogleドキュメントやEvernoteなどの「オンライン利用がメイン→オフラインに”も”対応」というタイプはなるべく避けた方が良いでしょう。

GoogleがChromebookのアピールポイントとしてあげている通り、Googleドキュメントもオフラインで利用できます。しかし、Googleドキュメントは複数デバイス・複数アカウントから同時にアクセスできる性質上、オンラインに復帰した時に最新版がどこになるのかなど、予期せぬ動作に悩まされる可能性があります。

テキストエディタを利用する方にとって作成した文章は財産ですので、データがしっかりとローカルに保存されるテキストエディタを常用することをオススメします。

どのテキストエディタがいいのか?

テキストエディタは好みのわかれるアプリなので、基本的には好きなものをインストールするのが良いと思いますが、もしcrostini対応ChromebookでLinuxアプリのインストールに抵抗がないのであれば、個人的にはLinux向けのテキストエディタがオススメです。

というのも、ChromeアプリはChrome上で動かすため機能が制限されていることが多く、Andoirdアプリは「タッチ前提のUI/UX」になっているため、キーボードでの操作がうまく動作しない(見辛い)ことが多くなっています。

その点、Linuxアプリは単独のアプリとして開発されていてユーザー数も多いため、機能が充実していますし、PC向けに設計されているのでキーボードを搭載しているChromebookにぴったりです。

crostiniのインストールから日本語環境の構築、Chrome OSとのファイル連携などやらなければならないことが多いので億劫にはなるのですが、一度設定してしまえばフル機能のテキストエディタがChromebookで使えるのは、Chromebookユーザーからすると感動すること間違いなしです。

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