Google Stadiaとは?
Google Stadiaは、ブラウザでPCゲームができるプラットフォームです。
ゲームの処理を自分のPCではなくデータセンターで実行して、実行結果をストリーミングすることで、外部GPUを持たないパソコン、スマホ、タブレットでも、ゲーミングPCと同じようにハイエンドなPCゲームがプレイできるサービスになっています。
同じストリーミング系ゲームサービスでは、SONYのPlayStation NOWやNvidiaのGeForce Nowなどがありますが、Google Stadiaは他社に先行して「ブラウザでプレイできる」ようにしたのが最大の特徴でした。この点は、GeForce Nowなど各社も対応を始めています。
Google Stadiaのメリット
Google Stadiaは月額10ドル程度で利用できるため、ハイエンドなゲーミングPCを購入するよりもコスパが高いことがメリットの一つです。
Chromebookユーザーの視点で見ると、ChromebookはCPU性能があまり高くないモデルが多く、外部GPUにも現状では対応していないため、本格的なPCゲームを楽しむためのベストチョイスと言えます。
Google Stadiaのデメリット
Google Stadiaの最大のでデメリットは全てのゲームに対応していない点です。この辺りは今後改善がされていく可能性がありますが、普通のゲーミングPCと同じように「スペックさえ満たしてればどんなゲームでもプレイできる」という訳ではないのは理解しておく必要があります。
また、Google Stadia自体は「ゲーム処理をするプラットフォーム」なので、ゲーム本体は別途購入する必要があります。月ごとに無料プレイゲームも提供されるため、GeForce NowよりもPlayStation NOWに近いサービスになりますが、Google Stadiaを契約すればどんなゲームもプレイし放題というサービスではないので注意しましょう。
なお、Chromebookに限らず、Google Stadiaを利用するには高速通信回線が必要な点も注意が必要です。
Google Stadiaは日本でプレイできる?
2021年1月現在、Google Stadiaが利用可能な国・地域は、
- アメリカ
- カナダ
- イングランド
- アイルランド
- フランス
- ドイツ
- イタリア
- スペイン
- オランダ
- ベルギー
- デンマーク
- スウェーデン
- ノルウェー
- フィンランド
となっていて、日本はサービス対象外地域になっています。
Google Stadiaが出来るChromebook
Google Stadiaはブラウザで利用できるゲームプラットフォームなので、サービス対象地域であれば基本的には全てのChromebookで利用可能です。
Google Stadiaに最適化されてない可能性があるChromebook
ただし、Chrome OSのOSSプロジェクト・The Chromium Projectsによると、2017年7月以前のChromebookについては最適化されていない可能性があるとしています。
2017年7月以前のChromebookというと、古いモデルでは2011年頃のChromebookも含まれますが、2017年モデルのChromebookは基本的にはまだ自動更新ポリシーの更新期限内なので、更新内のモデルでもGoogle Stadiaに最適化されない可能性があるのは残念ですね。
今後、ChromebookでGoogle Stadiaを利用したいと思っているのであれば、購入時に注意が必要です。
Google Stadiaが出来るChromebook、出来ないChromebookについて見てきました。
ブラウザでプレイできるGoogle Stadiaは、基本的には全てのChromebookでプレイが可能ですが、2017年7月以前にリリースされたChromebookでは最適化がされていない可能性があるということだけを覚えておきましょう。