Chromebookでは出来ないことがある
OSが違うので当然のことですが、これまでWindowsで出来たことがChromebookでは出来ないということが意外とあります。これは、WindowsからmacOSに乗り換える時よりも多いと思っておきましょう。
細かい違いも含まればたくさんありますが、大きな違いは、
- 使えるアプリ
- 使える周辺機器
です。
どちらも、PCの利用方法としては大きな部分を占めるので、Chromebookへの乗り換え前に、「何が出来て、何が出来ないのか」をしっかりと確認してから乗り換えをする必要があります。
詳しくは下記の記事にまとめてありますので、ご覧ください。
どこが違う?Chrome OSとWindowsの違いを徹底検証
Chromebook向けのChrome OSとWindowsの違いを、基本的な違いから、アップデート・アプリ・セキュリティ・ドライバの違いまで、それぞれのメリット・デメリットを徹底検証しました。
アップデート期間が終わるとアップデートは出来ない
Chromebookには、「自動アップデートポリシー」というものが設定されていて、端末ごとにGoogleからOSのアップデート(セキュリティアップデート、機能アップデート含む)をいつまで提供するかが決められています。
OSにサポート期間があるのはWindowsも同じです。例えばWindows 7のOSサポートが終了したらアップデートが受けられないのと同じです。OSのサポートが切れても端末を使い続けることも出来ますし、「セキュリティや機能のアップデートがないだけ」という点も同じです。
しかし、Windowsの場合は、Windows7のサポートが終了したら、新規でWindows 10のOSを購入して新規インストールすれば、PC自体はそのままで最新OSで使い続けることが出来ます。
しかし、Chromebookの場合はChrome OSが端末ごとに配信されているため、「最新のChrome OSだけを取得して、クリーンインストールする」ということが出来ません。
Chromebookでは、自動アップデートポリシーによるアップデート期間が終了したら、基本的には買い替えすることになります。
思ったよりもクラウド前提じゃないがGoogle依存度は高い
初期のChromebookはアプリもインストールほぼ出来ない「完全にクラウド前提のパソコン」でしたが、現在ではAndroidアプリやLinuxアプリがインストールできるため、以前よりもクラウド色は薄くなってきています。
しかし、Googleアカウントでログインする前提だったり、情報が自動的にクラウドにアップロードされていたりと、クラウド前提ではないですが「かなりクラウド依存(Google依存)が強いPC」になるので、法人や教育の現場で利用する場合は、個人情報や機密の取り扱いの面で注意が必要です。
全てのAndroidアプリ、Linuxアプリが使えるわけではない
ChromebookでAndroidアプリ、Linuxアプリが使えるようになったことで、「それならAndroidアプリ、Linuxアプリで代替すれば乗り換え出来るな」と思う方は多いかと思います。
しかし、実際にChromebookを使って見るとすぐにわかりますが、Androidスマートフォンで使える全てのAndroidアプリが使えるわけでありませんし、Linux OSで使える全てのアプリがChromebookで使えるわけではありません。
使い方によっては「こんなに使えるアプリが少ないのか」というケースもあるので、事前にしっかりと使いたいアプリがChromebookに対応しているかをチェックする必要があります。
Windowsからchromebookに乗り換える前に知っておきたいことを見てきました。
Chromebookは本体価格が安いことからWindowsから乗り換えたいという方は多くいらっしゃいますが、実際に使ってみると「意外とChromebookで大丈夫だった」という方と「全然使えないPCだった」という方で分かれます。
乗り換える前にしっかりとチェックしていれば、Windowsからの乗り換えもスムーズかつ不満の少ないものになるので、今回あげた点を確認した上で乗り換えるようにしてみてください。