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Web・アプリの開発機にChromebookを使う際の選び方

最近は、軽量で比較的安価なことからWeb・アプリの開発機として選択肢にあがることが多くなったChromebook。ChromebookをWeb・アプリの開発機として使う際の機種の選び方をまとめました。

Web・アプリ開発などのプログラミングに最適なChromebookの基準

CPUはCore i5以上、メモリは8GB以上、できればSSD

Chromebookは軽快な動作がウリですが、Web・アプリ開発のように同時に複数のアプリを開くような開発機となると、

  • CPUはCore i5以上(世代によってはCore i3でも)
  • メモリは8GB以上
  • ストレージ32GB以上、出来ればSSD

というのが本体スペックの最低ラインでしょう。

Chromebookは、CPUにCeleronを採用しているモデルが多いですが、ブラウザだけでWeb・アプリの開発をするような方はともかく、crostiniでエディタやDockerなどのLinuxアプリを使うような方は、CPUはCore i5は欲しいところ。第9世代以降のCore i3やCore Yシリーズなら、ちょっと前のCore i7クラスの性能があるので、最新モデルであればCore i3でも問題ないでしょう。

Web・アプリ開発をする際に気になるのがメモリですが、WindowsやMacでいう「16GBは欲しい」という感覚が、Chromebookであれば8GBあればギリギリ大丈夫というイメージ。Linuxアプリ5個、Chromeタブ20個を同時に開いて実メモリを10GB使うか使わないかくらいなので、8GBでもギリギリ快適、16GBあればより快適というイメージでしょう。

問題はストレージで、Chromebookはクラウド上にデータを保存する前提なので、ストレージが低速なeMMCを採用しているモデルがほとんどです。ブラウザメインの使用なら問題ないのですが、Dockerなどでアプリのビルドやコンパイルを行うとボトルネックになるので、スピードを求めるなら、Goolge PixelbookなどのSSDを搭載したモデルを選ぶとよいでしょう。

ストレージ容量については、Chromebookはアプリにほとんどストレージを使わないので、32GB以上のストレージならLinuxアプリをインストールしても余裕はあるでしょう。ただ、Dockerなどでコンテナをバシバシ走らせるなら64GB以上が必須です。

液晶ディスプレイはフルHD以上がオススメ

Windowsマシンでは、13インチ以上のモデルはフルHDディスプレイが定番になってきていますが、Chromebookの安価なモデルでは、HD(1,366×768)液晶のモデルが結構存在します。

「この価格でこのスペックならフルHDだろう」と思って買ってみたらHDだったということもあり得るので、しっかりと液晶の解像度はチェックしましょう。

ChromebookはOSレベルで表示解像度を選ぶことができるので、フルHD液晶であればOK側での画面サイズを小さくすればAppleのRetinaディスプレイのようにきめ細やかな表示が可能ですし、画面を広く使いたいならフルHDで表示することも可能です。

プログラムのコーディングがメインになる方は、Pixelbookなどの高密度液晶を搭載したモデルがオススメ。文字がクッキリ見えるので文字の誤認識などが軽減され、目の疲れも減ります。

crostiniは必須、Playストアもあると便利

Web・アプリ開発をChromebookで行うのであれば、Linux環境を構築できる「crostini」は必須です。crostiniがなければ、ChromebookでのWeb・アプリ開発は「とてつもなく不便なもの」になってしまい、すぐにMacやWindowsに戻りたくなるでしょう。

crostiniに対応したモデルは下記にまとまっています。

Chrome OS Systems Supporting Linux (Beta)

Google Chromebook Pixel 2015など、一部アップデートで対応済みなのに未掲載のモデルもあるので、購入前に「機種名 crostini」で検索すると良いでしょう。

一方で、Playストアは「あったら良い」というレベル。Playストアには、Photoshopなど簡単に画像編集ができるアプリなどがあるため、Linuxアプリでカバーできないアプリを補完する意味で「常用はしないけどあると便利」でしょう。

Web・アプリの開発機にするなら避けたいChromebook

スマホ用CPUを搭載したChromebook

Chromebookは、安価なモデルの場合、スマホ向けCPUを搭載しているモデルがあります。MediaTekのCPUがよく採用されます。

スマホ用CPUといっても、最近はAppleのA12シリーズなどのノートPCのCPUに匹敵するくらい高性能なハイエンドなチップセットも登場していますが、安価なChromebookにそんな高性能なCPUが搭載されることはまずありません。

大抵、中華スマホに採用されているのような低スペックなチップセットがほとんどで、いくら動作が軽いChromebookといえど、スマホ用低価格CPUを搭載した機種はWeb・アプリ開発には不向きです。

メモリが4GBのChromebook

Chromebookに限らず、Windowsでもメモリが4GBというのが入門モデルの定番ですが、crostiniを利用するのであれば、メモリが4GBでは必ずメモリ不足になって動作が重くなります。

WordPressなど「ブラウザだけで完結するブログ作業」なのであれば全く問題ありませんが、本格的な開発をする場合はcrostiniは必須なので、開発機として選ぶならばメモリ4GBモデルはまず選択肢から外しましょう。

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