事前のリーク情報の通り、Tegra K-1を搭載したAcerのChromebookが発売されました。
新しいAcerのChromebookは「Chromebook 13」という名称で、名前の通りディスプレイサイズが13.3インチになったモデル。メモリやディスプレイ解像度の違いで3モデルがラインナップされており、上位モデルはディスプレイ解像度が1080p(1920×1080ピクセル)のフルHDに対応。Chromebookとしては初のフルHDモデルとなりました。
ベーススペックは、CPUにNVIDIA Tegra K-1、RAMが2GBもしくは4GB、ストレージが16GBもしくは32GB、ディスプレイサイズは13.3インチで共通で、フルHDモデルを選択可能になっています。
ラインナップは下記の3モデル。
Acer Chromebook 13(RAM 2G、ストレージ16GB、1366 x 768ピクセル)・・・279ドル(約29,000円)
Acer Chromebook 13(RAM 2G、ストレージ16GB、1920 x 1080ピクセル)・・・299ドル(約30,000円)
Acer Chromebook 13(RAM 4G、ストレージ32GB、1920 x 1080ピクセル)・・・379ドル(約39,000円)
下記のNVIDIAの公式動画によると、最安値モデルでは最長13時間バッテリ駆動が可能で、フルHDモデルでも11時間のバッテリ駆動が可能。また、前モデル「Acer Chromebook C720」との比較では、Googleスプレッドシートをローディングするスピードが、Chromebook 13のほうが速いことが実証されています。
イメージ的には、モバイル向けCPUよりもデスクトップ向けのIntel CPUのほうが速いというイメージですが、最新のTegra K-1ではそういうわけでもないのかもしれません。実際、CPUのベンチマーク比較が出来る「CPU BOSS」で、Chromebook C720の「Intel Celeron 2955U」と、Tegra K-1の前モデル「Tegra 4」の比較をすると、「Tegra 4」のが速いという数値が出ています。
関連リンク:Nvidia Tegra 4 vs Intel Celeron 2955U(CPU BOSS)
一方、モバイルCPUを搭載したことで、本体はファンレスになっているようで、静音で13時間バッテリが持ち、サクサク動くChromebookに仕上がっています。残念な点としたら、モバイルCPU搭載モデルなら、hp Chromebook 11のようにバッテリ充電がMicro USB経由で行えたらうれしかったですね。
アメリカのAmazonではすでに予約が開始されているAcer Chromebook 13。日本でも発売して欲しい端末です。
Acer Chromebook 13の主なスペック
- メーカー
- Acer(エイサー)
- OS
- Chrome OS
- ディスプレイ
- 13.3インチ(1366 x 768ピクセル、もしくは1920 x 1080ピクセル)
- CPU
- NVIDIA Tegra K-1(クアッドコア 2.1GHz)
- GPU
- NVIDIA Kepler GPU
- メモリ
- 2GB/4GB
- ストレージ
- 16GB/32GB
- 外部端子
- SDカードスロット、USB 3.0ポート、HDMIポート
- サイズ
- 32.9 x 22.9 x 1.81cm
- 重さ
- 約1.5kg