Chromebookで対応しているプロトコル
Chromebookは様々なVPNプロトコルに対応しています。
接続方法 | 対応機種 |
---|---|
L2TP / IPSec VPN | 全機種 |
OpenVPN / L2TP | 全機種 |
PPTP VPN | Playストア対応機種のみ |
Android VPNアプリ | Playストア対応機種のみ |
ChromebookでVPNを使う場合は、多くが自宅や出先などから企業・学校のネットワークに入る方法かと思いますので、「L2TP / IPSec」か「OpenVPN / L2TP」でしょう。このケースでは、Chromebook側の設定とVPNサーバー側の設定次第で接続できないなどのトラブルがあり得ます。
もし、外出先でフリーWifiなどのセキュリティの低いネットワーク環境で作業をする際にVPNを使いたいのであれば、Cloudflare WarpなどのAndroidの無料VPNアプリを使うのが、設定も全てアプリがやってくれるため便利です。
1.1.1.1: Faster & Safer Internet (Cloudflare Warp)
ChromebookでのVPN設定方法
ChromebookのVPN接続設定は、Chrome OSの設定画面から行えます。
設定の手順は大まかに、
- 証明書のインストール
- VPNサーバーの設定
- 接続
という流れです。詳しい設定方法は接続方法によって異なるので、公式のガイドをご確認ください。
VPNサーバーへ接続できない時の方法
設定が間違っていないか?
Chromebookに限らず、VPN接続ができない際によくあるのが、
- 接続方法の間違い
- VPNサーバーのアドレスの間違い
- ユーザーID・パスワードの間違い
です。
ここが間違っていないのであれば、VPNサーバー側で受け入れ設定ができていない(ユーザーの追加漏れなど)可能性が高いので、企業や学校であればVPNを管理している方に相談しましょう。
もし、フリーのVPNサーバーを使っている場合は、別のVPNサーバーに切り替えることで使えるようになることもあるので、いくつか試してみると良いでしょう。Chromebookの設定でうまくいかないのであれば、Androidアプリを使うのがオススメです。
Ciscoの場合は拡張機能で対処可能
接続先の機器がCiscoの場合は、「Cisco AnyConnect」という専用のChrome拡張機能が用意されています。Chromebookの設定画面でうまくVPN接続ができなかった場合はこちらを試してみましょう。
RDP(リモートデスクトップ)もVPN接続下で使う場合
WindowsやMacにChromebookから接続するRDP(リモートデスクトップ)も、VPN接続下でも使えます。
ただし、WindowsやMac側にセキュリティソフトが入っている場合、セキュリティソフトがVPNサーバーへの通信を遮断してしまうケースもあります。もし、Chromebookからのリモートデスクトップがうまく接続ができなければ、WindowsやMac側のセキュリティソフトを一旦オフにしてみましょう。
ChromebookでのVPN接続について見てきました。
企業や学校のネットワークセキュリティが高まっている中、出先や自宅での仕事や作業をする際にはVPN接続が必須というケースが増えてきています。
VPN設定は慣れない単語が多く、接続できない時の原因がわかりづらいため難しく感じますが、一度設定に成功すればそこまで難しいものでもないので、ぜひ試してみてください。