モバイルバッテリーを購入する前に
Chromebookをモバイルバッテリーで充電するには、
- Chromebook本体の充電ポートがUSB type Cもしくはmicro USBである
- モバイルバッテリーがChromebookを充電するための出力に対応している
という2点が重要になります。
Chromebook側の充電ポートは必ずチェックしよう
2018年以降、ほとんどのChromebookはUSB type Cで充電するタイプになっていますが、それ以前のChromebookや2018年以降のChromebookでもタブレットタイプのものにはUSB type C接続ではないChromebookが存在します。USB type Cもしくはmicro USBで充電するタイプではないChromebookでは、モバイルバッテリーで充電ができないので注意しましょう。
Chromebookで使うモバイルバッテリーの選び方
基本的にはUSB type Cポートがあって「Chromebook(もしくはPixelbook)対応」と書いてあれば、対応していることがほとんどです。ただし、本当は対応していない(もしくは対応しているを確認していない)のに「Chromebook対応」と書く業者もいるので、商品レビューなどで実際使用した方の声もチェックしましょう。
充電規格などに理解のある方は、
- USB Power Delivery(PD)に対応しているか
- 最大出力が15W以上あるか
という点をチェックしましょう。
ただし、USB Power Delivery対応と言っても、「USB Power Delivery = Chromebookに対応している」とは必ずしも限らないので注意しましょう。USB Power Deliveryは、15W出力のものからフルサイズノートPCを充電できる60W以上出力のものまで種類は様々です。
特にフリマや一部のネット通販では中華製の劣悪なバッテリーも出回っているので、安いモバイルバッテリーを買うのであれば出力規格のチェックは必須です。
Chromebookをモバイルバッテリーで充電する方法
基本的にはUSB type Cケーブル(両側がUSB type Cのもの)でChromebookとモバイルバッテリーをつなぐだけで充電されます。
ただ、Chromebook側のUSB type Cポートは「接続したUSB機器を充電する機能」も有しているため、USB type Cで充電できるモバイルバッテリーを接続すると、「Chromebookがモバイルバッテリーを充電してしまう」ことがあります。その際は、充電・放電を切り替えればOKです。
USB type Cの充電・放電の切り替え
USB type Cで充電できるモバイルバッテリーをChromebookのUSB type Cポートに接続した場合、Chromebookはデフォルトで「モバイルバッテリーを充電する」ステータスになるはずです。
上記の画像はChromebookのUSB type Cポートが給電モードになっている状態でモバイルバッテリーをつないだ時の電源設定画面(設定 > デバイス > 電源)です。
電源の項目がバッテリー(Chromebookの内部バッテリー)となっていて、USB type Cで接続したモバイルバッテリーから充電していないことがわかります。実際に、右下のメニューのバッテリーアイコンも充電になっていません。
電源の項目がプルダウンになっている時は、USB type Cからの充電を選択できるので、「USB-Cデバイス」を選びます。
バッテリーアイコンが充電に変わりました。しっかりとモバイルバッテリーでChromebookが充電ができています。
モバイルバッテリーでChromebookが充電できなかったら?
もし、モバイルバッテリーとChromebookをつないでも充電が開始されなかったら、下記の項目をチェックしてみてください。
チェック項目 | デバイス | 詳細 |
---|---|---|
充電ポート | Chromebook | USB type C もしくは micro USBに接続しているか(type Aでは充電不可) |
設定項目 | Chromebook | 設定 > デバイス > 電源で電源が「USB-Cデバイス」になっているか |
出力ポート | モバイルバッテリ | USB type Cが好ましい(type Aでも充電できることもある) |
出力規格 | モバイルバッテリ | USB Power Delivery(PD)に対応しているか |
出力規格 | モバイルバッテリ | 接続しているポートは15W以上の出力があるか |
Chromebookでモバイルバッテリーを充電出来ないケースは、非対応のモバイルバッテリーを使っているか、Chromebookのtype Cポートが放電モードになっていることが多いと思うので、まずはそこをチェックしましょう。
この商品でテストしました
今回は、筆者の所有している「RAVPower モバイルバッテリー RP-PB058」でChromebookの充電をテストしました。問題なく充電できています。
26800mAhと大容量のバッテリーで、スマートフォンやタブレットだけでなく、Chromebook、Macbookなども充電できるので非常に重宝しています。