Chromebookの機種別ベンチマークスコアはこちらから。
Chromebookで使えるベンチマークテスト
OCTANE 2.0
JavaScriptの処理速度から性能を測るベンチマークです。アプリがインストールできなかった頃からChromebookでは定番のベンチマークテストとなっています。サイトにアクセスするだけで計測できる手軽さも魅力です。
JavaScriptの実行速度によるベンチマークなので、3D性能など詳細な処理能力は測ることができません。また、PCやスマホの性能ベンチマークとしては定番ではないので比較情報少ないのもネックです。
GeekBench
Windows、Mac、iOS、Androidに対応しているマルチプラットフォームベンチマークテストです。WindowsやMacに比べてどれくらいの性能なのかを計測したい時に便利です。
ChromebookにはGeekBenchのネイティブアプリがないため(そもそもインストールできないため)、Androidアプリで計測します。ChromebookのAndroid環境はChromebook本来の性能よりも若干落ちる可能性があるため、参考値になります。
また、公式サイトでは、ユーザーのベンチマークスコアが掲載されているので、モデルごとの性能が比較できます。
ChromebookのAndroid環境でテストをするよりも、GeekBenchのスコア検索でCPUの型番で検索した方が精度が高い可能性があります。
UnixBench
Linux向けの定番ベンチマークテストです。主にサーバーやラズベリーパイなどで利用されるベンチマークテストですが、ChromebookのLinux環境であれば実行可能です。
サーバー管理などをしている方は、「あのサーバーと同等性能ね」という感じでChromebookの性能がわかるでしょう。また、ラズパイのUnixBenchスコアはネット記事によくあるので、「ラズパイよりも遅いChromebookはヤバイ」という指標にもなるかもしれません。
Antutu Benchmark (現在利用不可)
スマホ向けベンチマークテストの定番だったのがAntutu Benchmark。2020年3月にセキュリティ上の理由でGoogle Playストアから削除されているため、現在はChromebookでは利用できません。
ChromebookとWindowsやMacとの性能比較する
Chromebookの処理性能をWindowsやMacとの比較するベンチマークテストとなると、OCTANE 2.0かGeekBenchの2択になります。
前述した通り、OCTANE 2.0はベンチマークスコア情報が少ないため、「自分の所有しているマシンとの比較」で用途が良いでしょう。
もし、所有していないChromebookや、Windows PC、Macの性能比較をしたいのであれば、Chromebookに搭載されているCPUのモデル名でGeekBenchスコアを確認しましょう。例えば、ASUSのChromebook Flip C434TAの下位モデルでしたら、搭載CPUは「Core m3 8100Y」なので、GeekBenchのスコア検索で「8100Y」で検索します。
GeekBenchはWindowsやMacのマシンスコアも大量にアップされているので、この方法を使えば他のChromebookやWindows/Macとの比較が可能です。
Chromebookで使えるベンチマークテストを見てきました。
Chromebookは必ずしも高い処理性能が必要なタイプのPCではありませんが、処理性能に不安がある場合や、Chromebookの性能比較をしたい場合は、今回見てきた方法を試してみてください。