バッテリーテストはcroshターミナルから簡単に確認可能
Chromebookでバッテリーの劣化状況を確認する方法は非常に簡単で、croshターミナルから「battery_test 数字」とコマンドを打つだけです。数字の部分は何秒間テストをするかを指定できます。デフォルトは300秒です。
今回は、すぐに結果が欲しいので0で実行します。
battery_test 0
Battery is discharging (59.95% left)
Battery health: 86.44%
Please wait...
Battery discharged 0.00% in 0 second(s).
これは筆者のChromebookで実際に「battery_test 0」を実行した際の数字です。
わかるのは、
- バッテリーは充電していない(59.95%残量)
- バッテリーの容量は設計時の86.44%(13%ほど劣化)
- バッテリーは0%放電している(テスト時間が0秒なのでこうなる)
劣化を見るのは「Battery health」を見れば良いと覚えておけば大丈夫です。
バッテリーの劣化はどんなの時にチェックすると良い?
普段から頻繁にバッテリーの劣化をチェックする必要はありませんが、
- 自分のChromebookのバッテリーの持ちを確認したい時
- Chromebookのバッテリーが持たないなと思った時
- バッテリーの持ちが原因で修理を検討している時
- Chromebookを売る時
などにチェックすると良いでしょう。
新品で買った際は確実に100%なので別ですが、中古で購入した際などは「battery_test」コマンドで実際の容量を確認しておけば、だいたいどれくらいバッテリーが持つのかの指標になります。それによってACアダプタやモバイルバッテリーを持っていくかを決めると良いでしょう。
また、オークションやフリマでChromebookを売却する際に、バッテリーの劣化も示しておくと、高額販売につながることもあります。そんなに使っていないChrombookだったら、バッテリー劣化が10%未満ということもあるので、買い手からするとポイントとして高くなります。
Chromebookでバッテリーの劣化状況を確認する方法を見てきました。
croshターミナルを使うので敬遠したくなりますが、コマンドがとても簡単なのでターミナルになれていない方でも問題なくチェックできます。また、croshターミナルは開発者モードに入っていない限り、Chromebook本体に致命的な変更を加えることができない仕様になっているので安心です。