操作周りを設定して使い勝手を向上させよう
トラックパッド周りの設定
ノートPCのトラックは、モデルによって感度やタッチ感覚が異なるため、お使いのChromebookのトラックパッドに違和感があったら、設定から微調整するとグッと使いやすくなります。
Chromebookはあまり細かくは設定できませんが、トラック速度などは好みがかなりあるので調整するのをオススメします。
ちなみに、長いことMacBookユーザーの筆者は、
- 逆スクロール -> オン
- タップによるクリック -> オフ
- タップによるドラッグ -> オフ
にして、MacBookに近い感じのセッティングにしています。
キーボードの周りの設定
Chromebookでは変更できるキーボード設定が少ないですが、Chromebook独自の「検索キー」のキーバインドを買えたり、自動リピート感覚を買えたりして、心地よいタイピングができる設定をしておくと、文字入力が快適になります。
また、Windowsなどで最上段キーをFキー(ファンクションキー)として使うのに慣れている方は、「ファンクションキーとして使用する」の設定を入れておきましょう。
OS環境を整えよう
ダウンロードフォルダを設定しよう
Chromebookの本体に保存するファイルは、基本的に全て「ダウンロード」フォルダに入ります。ストレージが256GB以上あるようなモデルなら問題ありませんが、ストレージが32GB以下の場合は、ストレージ不足はChromebookの動作にも影響するので、ダウンロードフォルダをSDカードやUSBメモリにしておくと安心です。
Chromebookのダウンロードフォルダの設定は、Chromebookの設定画面ではなく「Chromeブラウザの設定」の「ダウンロード」設定で決定できます。ブラウザに直接「chrome://settings/downloads」と入力すると速いでしょう。
Chromebookのストレージ不足や動作が重くなった時の対処方法については、下記の記事をどうぞ。
内蔵ストレージの容量が少ないモデルが多いChromebookで、容量不足を解消する方法をまとめました。ストレージを増やす方法から、不要なデータを掃除したり管理する方法まで、これだけ読めばChromebookの容量不足はほぼ解決です!
省電力設定
ChromebookはOS側が勝手に省電力設定をしてくれるので、WindowsやMacのように「XXX分たったらスリープ」という設定がありません。
ただし、Chromebookのバッテリー持ちを伸ばしたいのであれば、プライバシーとセキュリティの「スリープ厨二Wifi接続を維持する」を必ずオフにしましょう。ここは電池の持ちにかなり影響します。
壁紙を替えて見た目をカスタマイズしよう
WindowsやMac同様、Chromebookでも壁紙をカスタマイズできます。
デスクトップで右クリックをするか、設定画面の「カスタマイズ > 壁紙」から変更が可能です。
Chromebook純正の壁紙は、サムネイルは表示されていても、ローカルにはダウンロードされていないので、スマホのテザリングなどの低速回線環境では比較的大きめのデータをダウンロードするので時間がかかることがあります。
シェルフにお気に入りのアプリを常駐させよう
Chromebookの初期段階では、シェルフ(画面下のバー)にはChromeブラウザのアイコンしか登録されていませんが、ここは好きなアプリを登録できます。
登録方法は、WindowsやMacとちょっと違って、
- アプリを起動する
- シェルフに表示されたアイコンを右クリックして「固定」メニューを選ぶ
という方法で追加します。
macOSのように、アプリ一覧などからシェルフにアイコンをドラッグ&ドロップして登録したり、Windowsのようにデスクトップにショートカットを置くことはできませんので注意しましょう。
アプリの起動については、Chrome OSの設計としては「検索キー」を押して「アプリ名で検索」という使い方をイメージしているようなので、この機会に散らかってしまうショートカットなどから卒業するのもアリですね。
仮想デスクトップを使おう
これは設定とは少し違いますが、仮想デスクトップは「作業ごとにデスクトップを切り替えてることでデスクトップを広く使える」機能で、Chromebookを使い込んでいくなら、ぜひ最初から慣れておきたい機能の一つです。
Chromebookの仮想デスクトップは「ウィンドウ表示キー(一般キーボードのF5キーの場所)」で呼び出せます。開いたら、最初は「デスク1」しかないので、右側の「新しいデスク」ボタンでデスクを追加します。開いているウィンドウは、デスク間で行き来できるので、好みのレイアウトにして使ってみましょう。
Chromebookの仮想デスクトップにはショートカットが設定されているので、Chromebookに慣れてきたら使ってみましょう。
操作 | ショートカット |
---|---|
仮想デスクトップ全体表示 | ウィンドウ表示キー |
仮想デスクトップの作成 | Shift + 検索 + = |
仮想デスクトップの切り替え (右へ) | 検索 + ] |
仮想デスクトップの切り替え (左へ) | 検索 + [ |
ウィンドウを右の仮想デスクトップへ移動 | Shift + 検索 + ] |
ウィンドウを左の仮想デスクトップへ移動 | Shift + 検索 + [ |
アプリ環境を拡張しよう
Chromebookは、Google PlayストアのAndroidアプリとLinuxアプリが利用できます(対応機種のみ)。
しかし、この二つの機能はデフォルトではオフになっているので、Chromebookをもっと便利に拡張するならどちらもオンにしておきましょう。
Google PlayストアはGoogleアカウントでのログインとAndroid環境の構築、Linux環境は仮想マシンとLinuxコンテナの作成・起動で数分時間がかかるので、初期設定時点で済ませておくのをオススメします。