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重くなってしまったChromebookを高速化する方法

高速で軽快な動作が売りのChromebook。それでもパソコンではあるので使い続けることで動作が重くなることがあります。そんな時に、Chromebookを劇的に高速化させる方法をご紹介。

買った時はサクサク動いてたのに、最近ちょっと動きが遅いような・・・。パソコンを使っているとよくあることですが、Windowsなど他のPCよりも動作が軽快なChromebookでも、起こりにくいとはいえ同様の現象が起こりえます。

かつてのChromebookはアプリが意図しないバックグラウンドで動くことがほとんどない設計でしたが、AndroidアプリやLinux環境が追加できる現在のChromebookは、重くなる要因が複数にまたがります。

ここではそれぞれの確認方法と、問題の解決方法をご紹介します。

Chromebookが重くなる原因をつきとめて高速化しよう

Chrome OSのアップデート中ではないか?

Chrome OSはバックグラウンドで自動でアップデートしてくれる便利なOSです。仕組みとしては、バックグラウンドでOSのアップデートをかけ、次回ログインした際にアップデートを適応するという流れになっていますが、当然アップデートを「確認&ダウンロード」している時は、通信やディスクの書き込みが発生するため、多少動作が遅くなることがあります。

Chromebookがアップデートの最中なのかは、「設定」>「Chrome OSについて」から確認できます。

ここで「アップデート中」と出ている場合は、Chrome OSをアップデートしているため、多少動作が遅くなりますが、一時的なものなので特に対処する必要はありません。アップデートが完了するのを待ちましょう。

バックグラウンド通信をする拡張機能を探して停止して高速化する

Chromeアプリや拡張機能を追加しても、基本的にはChromebookの動作は重くなりません。

ただし、中には常時バックグラウンド通信をしているものがあり、そうしたアプリや拡張機能が原因でChromebookの動作が重くなることがあります。

今、Chromebookにどんな拡張機能がインストールされているかは、ブラウザの検索窓に

「chrome://plugins/」

と打ち込むことで確認ができます。

一つ一つ拡張機能をオフにして、どの機能が重いかを確認して、重いものは思い切ってオフにすることで、動作が軽くなることがあります。

ストレージの空き容量不足をチェックして容量を空ける

Chromebookは、元々ストレージが16GBから32GB程度しかないモデルが基本となっているため、ストレージ容量が少なくなってくると、動作が重くなることがあります。また、ストレージ容量が少なくなると、ダウンロードフォルダのファイルを自動的に削除する機能もあるので、注意が必要です。

こうした問題を解決するためにも、Chromebook本体に保存しているデータをSDカードに退避しましょう。また、Chromebookでファイルを保存する際は、保存先をSDカードにしておくと便利です。

ダウンロードフォルダの設定は、

「設定」>「ダウンロード保存先」

から設定することができます。

すでにダウンロードしたファイルも、同じフォルダに移動しておけば、Chromebookのストレージ容量に空きができて、動作が重くなることを防ぐことができます。

最近は、SDカードも32GBで2000円を切るようになってきたので、手頃な価格でChromebookのストレージ容量を拡張出来るのも大きなメリットです。

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開き過ぎのタブ・アプリを閉じて高速化する

Chromebookがいかに高速動作をウリにしているとはいえ、重いページを何十個も開いていれば動作は重くなります。特にGoolge ドキュメントなどの高機能なページはバックグランドでもかなりの通信をしているため、メモリを消費して動作を重くしがちです。

特に、仮想環境を利用しているAndroidアプリとLinux crostiniアプリは、開けば開くほど重くなる傾向にあるので、Chromebookが重いなと感じたなら、使用しないアプリはなるべく閉じておくようにしましょう。

メモリを実際にどれくらい消費しているかは、croshターミナルから確認ができます。

ちなみに、動作が重いからといって、そのまま「電源オフ -> 再度起動」をしても、起動後もまた重くなる可能性があります。これは、Chromebookが「電源オフ時開いていたタブをすべて開き直す」という仕組みになっているためです。

動作が重くて電源オフにするのであれば、必ずタブを閉じてから電源をオフにしましょう。

Chromebookの電源周りについては、下記の記事をどうぞ。

それでもChromebookを高速化できなかったら

Chrome拡張機能で高速化

それでも重い!という場合は、思い切ってChromeブラウザのキャッシュをクリアしてみましょう。

「OneClick Cleaner for Chrome」というアプリを使えば、どのキャッシュをクリアするかまで詳細に設定しながらChromeブラウザのキャッシュデータを削除できます。基本的には、「OneClick Cleaner for Chrome」のデフォルトの設定で問題ないでしょう。

関連リンク:OneClick Cleaner for Chrome(Chrome Webストア)

ただし、先程も述べた通り、かつてのシンプルなChromebookとは違い、現在のChromebookではAndroid環境やLinux環境も動作するため、Chromeブラウザのキャッシュクリアだけでは高速化されないこともあるかと思います。

ハードウェアリセットをしてみよう

ここまで試してまだChromebookが重くなっている場合は、ハードウェアリセットでChromebookが軽くなることがあります。

ハードウェアリセットというと、本体が初期化されてしまうような気がする名称ですが、Chromebookにおいてはその名の通り「機器(ハードウェア)をリセットするだけ」なので安心です。MacのNVRAMまたはPRAMリセットに近いイメージでしょうか。

ハードウェアリセットの方法は下記からどうぞ。

それでも重かったらChromebookの買い替えを検討しよう

ここまでのことを試してみても、まだChromebookが重いのであれば、ご自身のやりたいこととChromebookのスペックがマッチしていない可能性があります。特にAndroidやLinux環境を利用する場合は、CPUのスペックやメモリの容量が大きく影響します。

マシンスペックが足りていないかは、croshターミナル(「ctrl+alt+t」で起動)でload averageを確認すれば大まかに想定ができます。load averageは、croshターミナルで「top」とコマンドを打ちこんでエンターキーを押すとリアルタイムで確認ができます。

croshターミナルでload averageをチェックする

上の画像はcroshターミナルでtopコマンドを実行したスクリーンショットです。右上にload averageがあります(写真では2.58, 2.77, 2.85)。この3つの数字が常に10を超える(環境によっては5でも)ようだとChromebookはかなり重いはずです。

ただし、load averageは一時的に高くなることもあるので、「10を超えたからヤバイ」というわけではありません。よっぽど重い作業をしていない限りは、しばらくすれば2-3くらい、何もしなければ1未満に落ち着くはずです。

しかし、しばらく(最低でも30分)おいてみてもまだload averageが10(もしくは5)を超えるようであれば、明らかにスペック不足ですので、もっとスペックの高いChromebookへの買い替えを検討しましょう。


軽快な動作が売りのChromebookですが、ちょっとしたメンテナンスでChromebookを「速いChromebook」のままにすることが出来ます。

最近ちょっとChromebookが重くなってきたかも?と思ったら、ぜひ試してみてください。

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