Chromebookで使えるFirefoxブラウザ
Android版Firefox
Google Playストアに対応しているChromebookであれば、Google PlayストアからAndroid版Firefoxをインストールできます。
Android向けなので、デフォルト表示がスマホサイズだったり、Chromebookで使うにはちょっとフォントが小さかったりしますが、調整次第で見やすくできますし、安定して動作します
Linux版Firefox(ESR)
ChromebookのLinux環境はDebianディストリビューションをベースにしています。
しかし、Debianには、標準のパッケージマネージャーである「apt」でインストールできるFirefoxは存在しません。公式レポジトリでインストール可能なのは「Firefox ESR」というバージョンになります。
sudo apt install firefox-esr
こちらでもChromebookにインストールすることは出来ますし、しっかりと起動して動作はしますが、ページ遷移時に画面描画がカクカクしたりするため、常用は厳しいでしょう。
Linux版Firefox(Flatpak)
一方で、aptとは別のパッケージマネージャー・Flatpakを使えば、最新版のLinux向けFirefoxがインストールできます。
ChromebookにFlatpakをインストールする方法は下記をどうぞ。
ChromebookでLinuxパッケージマネージャー・Flatpakを使う
使い勝手もよく、対応するGUI・Linuxアプリも豊富なLinuxパッケージマネージャ「Flatpak」をChromebookにインストールしてアプリの追加をする方法をまとめました。
Flatpakをインストールしたら、FlatpakコマンドからFirefoxがインストール可能です。
flatpak install firefox
こちらのFirefoxは安定しているので常用ブラウザにしても問題ありません。
どのFirefoxがChromebookに合ってる?
これは使い方や好み次第というところですが、WindowsやmacOSで使っているFirefoxと同じを求めるのであれば、Linux版Firefox(Flatpak)がベストです。
拡張機能もPC向けのものがインストールできますし、カスタマイズなどもWindowsやmacOSのものと同じです。
Flatpak環境やインストールにコマンドラインが必要なので、ターミナルに慣れていない方は抵抗があるかもしれませんが、ChromebookのLinux環境は何かあったらワンクリックで削除できるので、この機会にFlatpakデビューするのもありでしょう。
ChromebookでFirefoxブラウザを使う方法を見てきました。
かつてはChromeブラウザしか使えなかったChromebookも、AndroidアプリやLinuxアプリへの対応のおかげで、Firefoxが安定して使えるようになりました。
また、Firefox以外のブラウザも使えるので、興味のある方は下記の記事もどうぞ。